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 愛知県は19日、政府の緊急事態宣言解除後も休業要請を続けていた一部施設のうちプール、ボウリング場、床面積計1千平方メートル超のホテル・旅館の宴会場への要請を解除した。プールは市民プールやスイミングスクールを解除するが、スポーツクラブのプールは解除の対象としなかった。

 新型コロナウイルスの新規感染者数などが、県の休業要請の判断基準を大きく下回り、解除する範囲を広げた。大村秀章知事は、19日の記者会見で、要請を解除した施設が「クラスター(感染者集団)の発生がなく、徹底的な対策で密閉・密集・密接を避けられるため」と説明した。

 一方で、スポーツクラブ、接待を伴う飲食店、カラオケ、ライブハウス、パチンコ店などの遊興・遊技施設には、31日まで休業要請を継続する。

 プールをめぐっては判断がわかれた。スポーツクラブ内を解除しない理由について、県の担当者は「国の通知に基づいた判断。スポーツクラブはクラスター発生事例があり、クラブ内でプールだけを切り分けられない」と説明する。

 だが、関係者によると、名古屋市のスポーツクラブでは、感染者がプールを利用したものの、そこからの感染拡大は確認されていないという。「なぜスポーツクラブのプールは解除しないのか、もう少し丁寧な説明が必要では」との声もあがる。

 ボウリング場はカラオケを備える施設もあるが、県は「カラオケを止めれば良い」としている。

 業界団体が感染防止のガイドラインを示した業態への休業要請を解除したという。パチンコ店の業界団体もガイドラインを示したが、県は「遊技施設はいましばらく休業しても国民生活に大きなマイナスにならない」とした。(小林圭、堀川勝元)