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 コロナ禍で子どもたちの運動不足が懸念される中、7人制ラグビー日本代表の藤田慶和(パナソニック)が自治体と協力してオンラインのラグビースクールを開く。23日は大阪府東大阪市、24日は福岡県が募集した子ども向けのイベントに登場する。昨年のワールドカップ(W杯)組織委員会の元職員が仕掛け人となり、実現する企画だ。

 藤田は東福岡高時代に全国大会3連覇に貢献。東大阪市の花園ラグビー場で走り回り、「花園の怪物」と呼ばれた。今回、ゆかりのある自治体の取り組みに賛同し、約20人の小学生とウェブ上でつながって一緒に体を動かしたり、質問に答えたりするという。東大阪市が参加者を募った23日のスクールでは、花園ラグビー場を画面の背景に設定できるように準備されている。同市職員は「花園で藤田選手と一緒に体を動かす感覚を味わってほしい」。

 W杯を開催した両自治体に働きかけたのが、組織委で人事などを担当した真鍋卓也さん(33)だ。

 大会後は官民連携を進めるスタートアップ企業に入社した真鍋さん。「自治体とスポーツをもっとつなげられれば。W杯のレガシーを残したい」と奔走した。

 元々は国際協力機構(JICA)でスリランカに駐在し、上下水道整備のプロジェクトなどに関わった国際派。異なる文化の中で相手の立場を理解しながら、信頼関係を構築して協力を取り付けていく大切さを学んだ。その経験を生かして、W杯でも人事や採用のみならずボランティアなど様々な業務に関わり、大会成功の一端を担った。

 「集まってスポーツができない今だからこそ、何かをできないかと考えた」。オンラインの利点を生かして、企業が支援したくなるような企画ができないか思案を続けているという。(野村周平)