「『関白宣言』を作ったさだまさしが『緊急事態宣言』という歌を作るらしい」。ネット上で広まった冗談を受け、さだは本当に「緊急事態宣言の夜に」という曲を作り、先月の配信ライブで歌ってみせた。コロナとの闘いは「自由な日本を守るための闘い」とも話す。何度も音楽をやめようと思ったというさだまさしさんが、いま思う自身の「存在理由」とは。
客がいなくなる恐怖、曲が書けなくなる恐怖を抱え続けた。それでもさだは、自分の「存在理由」を見つけることを目標に歌手を続けてきた。だが、それは見つからないまま半世紀近くが過ぎてしまったという。20日に発売された新アルバムのタイトルは「存在理由~Raison(レゾン) d’●(eに^(曲折アクセント)付き)tre(デートル)~」だ。
デビュー47年にしてオリジナルアルバムは実に46作目。ほぼ1年に1作のハイペースで創作を続けてきた。なぜこのペースにこだわるのか。さだは、「歌手を続けられるかどうかの確認作業を毎年するため」と明かす。「曲が書けなくなったら閉店。まだお店を続けていいのか、閉じるべきか。こんなロートルに返信があるかどうかのリトマス試験紙ですよね」
齢(よわい)60を過ぎても…
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