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 「アベノマスク」はサイズが小さいだけでなく、洗った後に乾きにくい? 安倍晋三首相が「全世帯への2枚配布」を打ち出した布マスクをめぐり、20日の国会で、北村誠吾地方創生相が新たな「弱点」を明かすような答弁をする一幕があった。

 この日の衆院内閣委員会で、立憲民主党の早稲田夕季氏が店頭にマスクが並び始めたことを踏まえ、布マスク配布について「税金の無駄遣いだ。医療関係者のマスクや防護服はまだまだ足りない」とただした。

 過去に不安定な答弁を重ね、官僚がつくったメモの棒読みが目立った北村氏だが、今回は「恐れ入ります。実は……」と、自らの言葉で体験談を切り出した。配布された布マスクを19日に着けていたが「汚れが目立った」ため2枚とも夕方に洗った、と説明。そして、「絞り方が甘かったんで、乾かなくて、今朝、着けてこようと思ったら、まだ湿っていて。あんまりでしたので、着けてきませんでした」と話した。

 思わぬ答弁に委員室に笑いが起きたが、北村氏は「せっかく頂いたみんなのマスクということで、あれを使うことを心掛けておるところでございます。大事にしたいと思っております」と締めくくった。

 早稲田氏は「湿っているから使えなかったと。なかなか使い勝手が悪いんですね。すぐ乾くものもありますので」と指摘しながら、「本当に二重三重の税金の無駄遣いですから。優先順位を考えて」と改めて求めた。

 全世帯配布の布マスクは首相自身も着けているが、「小さい」との指摘があるほか、一部は汚れなどの不良品が見つかっている。

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 第201回通常国会。国会や政党など政治の現場での様子を「政治ひとコマ」としてお届けします。(斉藤太郎)