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 新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が停滞し、多くの企業の売り上げが急減するなか、特に中小企業が苦境に立たされている。金融面から中小企業を支えてきた信用金庫に今何が求められているのか。信金の中央機関「信金中央金庫」の柴田弘之理事長に話を聞いた。

 ――取引先の中小企業の現状は。

 「資金面と本業の両面で支援が必要だ。需要が枯渇した宿泊や飲食、小売りは運転資金が逼迫(ひっぱく)するのですぐに対応しなければいけない。製造業も中国などからの部品供給が滞っている。部品供給できる企業を探し、販路をみつけるといった本業の手助けが必要だ」

 ――具体的な支援策は。

 「信金中金には企業向けの独自の貸付制度がある。信金中金が資金調達をしてコストを抑え、個別の信金では提供しにくいような低金利で融資できる。コロナ対応として、すでに貸し付けた分は返済猶予に応じ、新たな特別融資制度も設けた」

 「融資先の企業同士のビジネスマッチングのための専用サイトをつくった。モノはあるけど売り先がない、部品が中国から入ってこなくなったので国内で代替部品を手に入れたい、といった問題を解決するために企業をつなぐもので、約160社が登録している。新たなファンドの立ち上げも検討している。必要に応じ、企業に資本を注入できるような体制を取りたい」

 ――5月からは、中小企業向けに民間金融機関による実質無利子・無担保の融資も始まりました。

 「ゴールデンウィーク(GW)…

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