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 新型コロナウイルスの「震源地」中国は、政治や経済活動の正常化を急ぐ。22日には2カ月半遅れで全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕するが、発展を支えてきた外需と内需の両輪が打撃を受けており、局面の厳しさはリーマン・ショック後を大きくしのぎそうだ。

 輸出向けの衣類や雑貨などの工場が集まる中国沿海部・浙江省義烏市。市内にある世界最大級の卸市場はいま、閑散としている。

 「注文のキャンセルばかりで新規商談はゼロ。先が見えず不安でいっぱいだ」

 クリスマス用品業者が軒を並べる一角で、男性店長(45)はスマートフォンをいじりながらそう話した。

 30元(1元=約15円)のクリスマスツリー、23元のオルゴール、2・5元のサンタクロース型のワインボトルケース……。豊富な種類と低価格。細かな発注にも対応可能な小規模工場の強みを生かし、世界で使われるクリスマス用品の6割を義烏産が占めるとも言われる。卸市場のクリスマス用品エリアは外国からのバイヤーで常に熱気にあふれる場所だった。

拡大する写真・図版卸売市場でクリスマスツリーを専門に扱う店。外国から商談に訪れるバイヤーは途絶えている=2020年5月14日、浙江省義烏、宮嶋加菜子撮影

 例年ならこの時期、欧米からの注文が本格化し工場はフル稼働するが、今年は新型コロナで2月中旬まで工場も市場も閉鎖された。国内の感染状況が落ち着き始めた3月、従業員も職場に戻ったが、今度は世界各地で感染が深刻化。中国政府は一般の外国人の入国を事実上禁じる措置に踏み切り、バイヤーの往来も商談もほぼ止まった。

「就職できたら給料の2割は貯金する。家賃の安い家に住み、高い店にも行かない」と話す26歳。若者の消費行動は変わっていきそうです。

 2008年のリーマン・ショッ…

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