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 全国すべての人に一律10万円を配る「特別定額給付金」を巡り、山形市の申請書がSNSなどで話題になっている。国が示した申請書の見本には受給辞退のチェック欄があるが、山形市が独自にこの欄を削除したからだ。「間違えない様式」などと好意的に受け止められている。

 総務省の申請書の見本では、給付対象者の氏名欄の右側に「受給を希望されない方は×印を御記入ください」とのチェック欄を一人ずつに設けている。これについて、河野太郎防衛相が14日、「勘違いでチェックをつける人が多いようです」とツイッターで注意を呼びかけていた。

 山形市は14日から順次、全世帯に申請書送付を始めたが、市が作成した申請書にはこのチェック欄を設けなかった。

 佐藤孝弘市長は20日の定例会見で「(受給したい市民が)間違えて、(チェックを)つけてしまうリスクが非常に高いと判断した」と話した。事務手続きする市側にとっても、チェックのついた申請書が届いた場合、申請者に電話で確認する事態が起きうるとの認識を示した。その上で「間違えてチェックした申請書で事務手続きが滞ってしまい、(給付が)遅れてしまっては本末転倒だ」と述べた。(江川慎太郎)