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 新型コロナウイルスの影響でアルコール消毒液の品薄が続くなか、広島県三原市東町の蔵元「酔心(すいしん)山根本店」が20日、手指消毒に代用できる高濃度アルコール(エタノール)1500本を市へ寄贈した。市は医療機関や介護事業所などに配布する。

 厚生労働省は供給不足を受けて、度数の高いアルコールを特例で代用可能とした。同社は地域に貢献できればと、醸造用アルコール(濃度95%)を仕入れて水を加え、77%の高濃度アルコールにした。同社品質管理部長の坂井邦雄さんは「病院でも使えるよう高濃度を保った」と話す。

 1本720ミリリットル入り。瓶のラベルには「飲用不可」「火気厳禁」と記した。一般販売はしない。

 同社は市内唯一の蔵元。江戸末期の1860年創業で、日本画家、横山大観が愛した酒で知られる。(北村哲朗)