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 新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続くなか、奈良の寺や神社の活動状況を知ってもらおうと、ウェブサイト「奈良詣で」(https://www.naramohde.com/別ウインドウで開きます)ができた。ホトケ女子として活躍し、寺社のイベントやツアーの企画を手がける奈良市の安達えみさん(36)がつくった。

 県内では感染拡大を防ぐため、拝観の停止や制限、行事を中止する寺社が多い。一方で、祈禱(きとう)や写経、授与品の申し込みをホームページや郵送で受け付ける寺社もある。こうした情報を多くの人に伝えたいと、安達さんが今月17日、サイトを立ち上げた。

 きっかけになったのが、テイクアウトを始めた市内の飲食店の情報をまとめたサイトだ。「飲食店にとっても消費者にとっても集約したサイトは便利。同じように、どの寺社も苦労しながら工夫している。寺社ごとではなく、一括して見られることが大事」と言う。

 知り合いの僧侶や神主らに声をかけて情報を寄せてもらい、そのままサイトに掲載している。桜井市の長谷寺は6月30日まで特別公開している本尊十一面観音や、ホームページで受け付ける祈禱や写経について載せた。奈良市の大安寺や般若寺、高取町の壺阪寺、斑鳩町の法輪寺の情報も紹介している。

 安達さんは「新型コロナが終息していないなか、今すぐに参拝してほしいということではない」。ただ、外出自粛が続き、奈良の寺社と疎遠になった人が多くなったと感じている。「このサイトをきっかけに寺社とのご縁を結んでもらい、落ち着いたらお参りしてほしい」と話す。(岡田匠)