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 世界中で感染が広がる新型コロナウイルスは、海外へ留学する日本人の学生たちにも深刻な影響を与えています。留学中だった人、留学先が決まりこれから渡航予定だった人それぞれに、どんな影響が出ているのでしょうか。留学支援会社などに話を聞くと、せっかくつかんだチャンスや可能性を奪われそうになっている学生たちの姿が浮き彫りになりました。

大混乱の3、4月

 3月中旬。イタリアで新型コロナウイルスによる感染者と死者が急増し、医療崩壊が指摘されると、欧州各国で「ロックダウン」という言葉が聞かれるようになりました。学校の休校や出入国の制限も相次ぎ、その頃から4月にかけて、留学支援大手の「留学ジャーナル」(本社・東京)では留学者やその保護者への対応でパニック状態になったといいます。

 同社では英語圏を中心に年間6千人の個人留学を支援し、その倍以上の留学相談を受けています。多くが語学留学で、学生と社会人の割合が半々。近年は高校生も増えていますが、学生のほとんどは大学生です。

 すでに留学中の人たちについては、帰国対応で混乱したといいます。「帰国者にはとにかく帰りの飛行機のチケットを用意してと伝えるのですが、新たにチケットをとってもそれがすぐに運休でキャンセルになってしまうこともよくありました」と同社営業本部の早本吉宏さんは振り返ります。

 さらに同社の加藤ゆかり副社長は、特にお金の返金問題で現地校側との交渉に時間を割いたといいます。「留学が始まったばかりで帰国せざるを得なかった人は、『授業もろくに受けていないんだから返金を』となりますよね。でも『返金はない』という学校が大多数。こちらとしては『返金してくれないと困る』と交渉するのですが、学校側もコロナの影響で世界中から返金の話が来ていて、事業が続かないという事情もあるのです」。今回のコロナ禍で、事業撤退した語学学校もあるといいます。

拡大する写真・図版「アメリカ留学EXPO 2015」で、米国の大学の担当者の説明に熱心に耳を傾ける参加者ら=2015年9月12日、東京都千

寄せられる悲痛な声

 一方、これから留学予定の人たちについては、ビザも出ず、いつ出発できるか未定のケースばかり。特に留学予定者の保護者から、見通しやプラン変更についての問い合わせが殺到したそうです。

 留学は、渡航先も期間も目的も…

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