姓名同じ読みの検体、カタカナしか書かず混合 埼玉県
埼玉県は20日、新型コロナウイルスの検査のために姓名の読みが同じ2人から採取した検体にカタカナの名前しか書かれていなかったことで区別がつかなくなり、検査をやり直したと発表した。1回目の検査では片方の検体が陽性と判定されたが、再検査ではいずれも陰性だったという。
県によると、2人は院内感染が確認された県内の病院の入院患者と職員。職員に症状が出たため14日にそれぞれ最初の検体をとったが区別がつかなくなり、その後に2回再検査をして、それぞれ2回とも陰性だった。県の説明に2人は納得したという。検体に識別番号も書くことを検査機関が病院に対して徹底していなかったといい、今後は改善を求めるという。(松浦新)

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