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 全日空は21日、乗客に必ずマスクを着用することなどを求める新型コロナウイルスの感染予防対策をまとめた。空港や機内のすべての場所が対象で、特別な理由なくマスクを着けていない場合は搭乗を断ることもあるという。持っていない人には空港で渡す予定で、6月1日から運用を始める。

 全日空によると乗客同士の不安解消が目的で、義務付けではなく、あくまで要請としている。メールを登録している利用者には前日に対策の内容を知らせる。幼児や特別な理由のある場合を除いて「マスクを着用しない人や発熱など体調がすぐれない人は搭乗を断る場合がある」ことも明示する。

 また、希望する乗客には除菌シートを機内で配り、保安検査場には消毒液を置く。客室乗務員のマスクと手袋、地上職員のマスクやフェースシールドの着用はこれまで通り続ける。国際線は便ごと、国内線では毎日夜に機内を消毒する。

 政府の緊急事態宣言の一部解除などで乗客が増えると見込まれ、今回の対策をまとめた。同社が21日発表した6月の国内線の運航計画では、減便率を当初計画の70%としており、5月の85%から改善している。全日空の担当者は「感染対策の基本的な運用を知ってもらうことで、安心して航空機を使ってもらえると考えた」と話している。