拡大する写真・図版秋田米の新品種「秋系821」

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 秋田県が2年後の市場デビューをめざす秋田米の新品種「秋系821」の名称案公募が17日に締め切られ、応募件数が少なくとも21万件を超えた。県秋田米ブランド推進室は「コメのネーミング募集では全国最多となった」としている。

 4月7日から始めた全国公募の応募件数は、今月17日午後4時の速報値で21万7641件。内訳は、県外からの応募が約7割、県内は約3割だった。

 締め切り直前の16~17日にはメールでの応募が殺到し、受信システムがパンク。一時、応募が受け付けられない事態に陥った。この不具合が原因で応募できなかった人に限り、県は21日まで再応募を受け付けており、最終的な数はさらに上積みされそうだ。

 同室の調べでは、これまで名称案を公募した他県産米の中で、最多は福井県の「いちほまれ」(約10万7千件)。次いで、山形県の「つや姫」(約3万4千件)が多かった。

 県は隣県の「つや姫」を意識し、当初5万件の応募を目標に掲げた。最優秀賞1人に賞金100万円などを贈ることを前面に打ち出して告知。新型コロナウイルスの影響で実施できないイベントの予算は、ネット広告に回すなどした。

 同室の担当者は「賞金の情報がSNSのツイッターを通じて全国に拡散されたことが一番効いた。想定以上のPR効果があり、うれしい悲鳴を上げています」と話している。

 今後は専門家の選考部会で8月までに候補を5件に絞り、秋には佐竹敬久知事が最終選考。11月に新名称を発表する。(佐藤仁彦