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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都は、活動の場が減っているプロの音楽家や芸術家らを支援する事業の対象を大幅に増やす。今月15日に受付が始まったが、想定の4倍以上となる1万6千人の応募が殺到。当初の4千人から2万人にまで対象を広げる。

 この事業は「アートにエールを! 東京プロジェクト」。都内在住、もしくは都内で活動する音楽家や俳優、美術家らを対象に、ダンスや短編映像、音楽などの動画作品を募集する。審査を経て都専用のウェブサイトで配信されれば、出演料相当として都が1人あたり10万円を支払う。

 都は当初、応募人数を4千人と想定した。だが、15日の受け付け初日に応募が殺到。31日までの受け付け予定だったが、初日で受け付けを締め切った。その後、都は支援対象を総勢2万人に拡大し、新たに4千人分を募集することにした。

 都は19日に公表した補正予算案に、文化芸術活動の支援拡充として28億円を計上。東京プロジェクトの追加経費のほか、感染状況が落ち着いた段階を想定し、劇場やホールでの演劇や演奏などの無観客公演の配信などの補助も盛り込んだ。

 都の担当者は「想定以上にコロナで影響を受けたアーティストの方が多かったのだと実感した」と話す。(長野佑介)