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 新型コロナウイルスの感染歴がわかる抗体検査について、加藤勝信・厚生労働相は22日の閣議後会見で、6月初旬から東京都、大阪府、宮城県の20歳以上の住民計約1万人を対象に実施すると発表した。感染の広がりを把握するねらいがある。

 抗体検査はウイルスに感染した後に体内にできるたんぱく質(抗体)を調べる。感染から抗体ができるまでには時間がかかり、PCR検査や抗原検査で行われている診断には向かないが、感染歴がわかる。

 厚労省によると、今回の調査は人口の多い自治体のうち、累積の感染者数が最も多い東京都と大阪府、最も少ない宮城県を選んだ。対象者は、都府県が複数の地域から年齢別で無作為に抽出する。対象者の同意が得られれば、採血をして抗体検査をする。一定以上の抗体があった場合に「陽性」とする検査方法を使い、抗体を保有している人の割合を調べる。加藤厚労相は「社会全体としての免疫の獲得状況を確認するのが目的。今後の感染拡大防止策の検討に活用していきたい」と話した。

 厚労省の担当者によると、検査の結果を対象者に伝えるかどうかは、都府県が判断するという。(富田洸平)