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 国際日本文化研究センター(京都市西京区)の初代所長を務めた故・梅原猛さんをしのぶ「梅原猛先生追悼集 天(あま)翔(が)ける心」が出版された。日文研関係者しか知り得ない、書き得ない梅原さんとの思い出やエピソードを取り入れた文集だ。

 梅原さんは1925年、宮城県生まれ。京都大哲学科で学び、日本古代史などで大胆な仮説を展開。87~95年に日文研所長を務め、99年には文化勲章を受章した。2019年1月、93歳で亡くなった。

 妖怪の研究で名高い前日文研所長の小松和彦さん、著書「京都ぎらい」で知られる現所長の井上章一さん、歴史学者の磯田道史さん、国文学者の中西進さんら33人が文章を寄せた。また、19年4月に開かれた梅原さんの「お別れの会」での哲学者の鷲田清一さん、人類学者の中沢新一さんらの弔辞や、梅原さんの軌跡をまとめた口絵写真、年表も収めている。

 梅原さんの口癖だった「世間の耳目を驚かせるような独創性のある研究をせよ、さもなくば去れ」という言葉を紹介したのは小松さん。それはまさに梅原さんの学問を貫く姿勢だった。法隆寺は聖徳太子一族の怨霊を鎮める寺だと説いた「隠された十字架」、柿本人麻呂は刑死したと主張した「水底の歌」などの著作は従来の通説や常識を疑い覆すもので、今も読み継がれている。

 風雲児、義理人情にあつい人、…

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