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 山口県岩国市の米軍岩国基地が、新型コロナウイルスの感染対策として、基地に出入りする日本人従業員や契約業者らに、子どもたちを市内の公立小中学校に登校させないよう要請している。これを受けて休んでいる児童・生徒は100人以上とみられ、学習の遅れを懸念する声も出ている。

 在日米軍司令部(東京)は国内の米軍基地・施設に6月14日までの「非常事態宣言」を出している。岩国基地は子どもの登校自粛を6月8日に解除する方針を示している。

 岩国基地によると、新型コロナ予防措置の規則で、米軍人らは子どもに通学を控えさせて自宅に留め置かせている。日本人の従業員や出入りの契約業者らにも同様の要請をしている。通学させる場合は、在宅勤務や有給休暇などで感染リスクを減らす選択肢も示している。

 岩国市は4月15日から休校していた全46の小中学校で、5月7日に授業再開に踏み切ったが、市教委によると、新型コロナを理由に休んだ児童・生徒は7日が335人、14日が192人、21日が117人。この中で基地関係者の子どもは100~200人程度いるとみている。

 保護者からは「学力格差が出ないか心配」「部活動へ行きたいと言っている」といった声が学校に寄せられている。保護者本人が家族と一時的に別居して、子どもを自宅から通わせるケースもあるという。

 市教委はこうした児童・生徒に…

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