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 静岡県伊東市中央町の老舗和菓子店「紅谷」が、疫病よけの伝説がある妖怪「アマビエ」を模した上生菓子を売り出した。ほとんど宣伝もしていないのに連日売り切れとなる人気だ。

 アマビエは、江戸時代に今の熊本県の海に現れ、疫病を予言してその予防に「自分の姿を絵に描いて見せよ」と告げた、とされる。SNSに絵を投稿する「アマビエ・チャレンジ」が流行するなど、ちょっとしたブームとなっている。

 九州に転勤することになった店の客から、3代目店主の佐々木秀さん(52)に「九州にゆかりのある創作和菓子をつくれないか」と相談があり、取り組んだ。10日間ほどかけて何度も試作、ゆるキャラ風のデザインに落ち着いた。

 店頭では由来などを表示していないが、客が目ざとく見つけて買っていくという。手作りのため、1日に40個ほどしか作れないが、連日、ほぼ完売だ。

 「新型コロナウイルスが早く終息してほしいという願いが強いんでしょうね」と佐々木さん。1個260円(税込み)。(石原幸宗)