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 国が全国すべての人に一律10万円を配る「特別定額給付金」について、滋賀県内の全19市町でも申請の受け付けと給付に向けた確認などの作業が本格化している。朝日新聞の取材によると22日現在、大津市を除く18市町で各世帯への申請書類の郵送が始まった。

 給付金は、4月27日時点で住民基本台帳に登録されている人が受け取れる。3カ月を超える在留資格などを持ち、住民票を届け出ている外国人も対象となる。

 新型コロナウイルスの感染を防ぐために、申し込みはマイナンバーカードを使ってインターネットか、郵送が原則になっている。

 大津市は13日からオンライン申請の受け付けを始めた。世帯数は約15万1900で県内で最も多い。申請数は21日現在で3647件。これに合わせたマイナンバーカードの新規申請者数も増えている。4月は前年同月比3倍の約2千件。

 このため市役所は出来上がったカードを受け取る人らで混雑している。またカードは暗証番号を3~5回間違えるとロックされるため、解除して暗証番号を再設定する人も見られる。

 コロナ感染防止策として今月から、屋外にパイプいすを置き、待機できる場所を臨時に設けている。

 市は今月末から、オンライン申請を除いた全世帯に申請書を郵送する。担当者は「マイナンバーカードの新規発行には申請から1カ月以上かかることがある。給付金は郵送で申請してほしい」と呼びかけている。

 一方で湖南市は22日、「2日に始めたオンライン申請の受け付けを25日に中止する」と発表した。7日に対象の約2万4千世帯に申請書を郵送し、21日までに8割以上の約2万世帯から申請があったためという。「早めに申請できるオンラインの役割は果たした」(特別定額給付金室)としている。(鈴木洋和)