ソースにどぼんできない串カツ コロナが食文化を変えた

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添田樹紀 林幹益
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 新型コロナウイルスの感染リスクを避けようと、外食の風景に異変が起きている。「ソースの二度漬けアカン」で知られる大阪発祥の串カツでは、缶容器に入ったソースに漬ける伝統の食べ方を、変える店が出始めた。「密」な環境ゆえに、サービスができなくなった業態もある。

 大阪・ミナミにある老舗串カツ店「だるま道頓堀店」。今月中旬、1カ月ぶりに営業再開した店のカウンターから、秘伝ソースが入った銀色の缶容器が消えた。代わりにあるのはソース入りボトル。間隔を空けて座った客が、ボトルのソースを串カツに直接かけたり、皿に注いだりしていた。

 店では1929年の創業以来、缶に入ったソースを、見知らぬ客同士で共用する食べ方を続けてきた。一度口にしたカツはソース缶に入れない「二度漬けアカン」も、いつしかルールになった。

 そんな伝統の食べ方に、新型…

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