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 世界中から多数の留学生を集めてきた米英の大学が、新型コロナウイルスの感染拡大で大きく揺れている。多くの授業がオンラインに移行し、留学生は不満を抱える。秋からの新年度をどのように迎えるかも不透明だ。収入の柱だった留学生の激減が予想されるなか、大学運営も岐路に立たされている。

 留学生の受け入れは、米英にとって一大産業だ。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の2017年の統計では、大学など高等教育機関への留学生は米国で約100万人、英国で43万人以上で、それぞれ世界1位と2位だ。経済に及ぼす影響も大きい。米国際教育交流団体「NAFSA」によると、全米の留学生の経済効果は1年間で410億ドル(約4・4兆円)にも上る。

 また、英大学協会の資料によると、学費などで得られる収入は69億ポンド(約9千億円)。経済効果は約200億ポンド(約2・6兆円)と試算している。留学生を呼び込む魅力を維持することは経済に直結する。

 米国の中西部アイオワ州にあるグリネル大学。新緑がまぶしいキャンパスに学生の姿はほとんど見られない。3年生の塩野博之さん(21)も、ガラガラになった大学寮の個室でパソコンと向き合う日々が続く。

 東京の私立高を卒業後、2017年9月に同大に進学。充実した学生生活は今年3月に一変した。大学当局から授業のオンライン化と、原則キャンパスから出るように通知が出された。学生の多くが寮生活を送る。米国人学生約1500人はほぼ全員自宅などに戻った。200人ほどの留学生も多くが帰国し、現地に残ったのは70人以下だ。

 「オンライン授業を受けに米国…

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