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 新型コロナウイルスは夜の街にも大きな打撃を与えた。多くの性風俗店やラブホテルがひしめく県内有数の歓楽街「栄町」(千葉市中央区)。コロナ禍でも、ここで働き続ける女性や店主たちの声を聞いた。

 5月上旬の夕方。栄町に人影はほぼなかった。だが、ここには昔からある店舗型のソープランドだけではなく、派遣型のデリバリーヘルス(デリヘル)やイメージクラブなど、多様な形態の性風俗店があり、立ち並ぶマンションのどこかで女性たちが待機している。客の男性がラブホテルに入ると、女性が後からホテルの部屋に来る仕組みだ。インターネット上で見ると、100店舗以上の性風俗店が栄町にある。

 「この業界は基本、その日稼いだ金で生きていく自転車操業の世界。自分も家族がいるし休みたいけど、店を閉める余裕はない」

 栄町で15年以上デリヘル店を営む男性オーナー(42)は言う。栄町、船橋、柏、松戸の計4店舗を経営し、250人の女性が在籍するという。店のホームページでは、多数の若い女性たちが顔をぼかして紹介されている。夕方以降の料金は60分で総額2万円程度だ。

 県は4月14日に休業要請を出し、そこには店舗型や派遣型の性風俗店も対象に入った。男性オーナーは「店を休んだら、事務所の家賃や広告料が払えなくなる」。休業要請後も4店舗は時短営業を続けたが、先月の売り上げは普段の3分の1ほどに落ち込んだ。中小企業に最大200万円が出る国の持続化給付金も、性風俗店を営む事業者は対象外となっている。

 在籍女性の多くは「在宅勤務で家族が家におり、そこで外出すれば仕事がばれる」「感染が怖い」などの理由から、次第に出勤を見合わせるようになった。一方で、生活のために出勤せざるを得ない女性もいる。

 感染拡大に伴い、医療事務の仕事を辞めた女性(21)もその1人だ。

 医療事務の仕事に就いたが、人…

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