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 米国での新型コロナウイルスによる死者数が10万人に迫る中、ニューヨーク・タイムズ紙が24日発行の1面を死者の名前や享年、一言紹介の活字だけで埋めた。この日の紙面には1千人分を掲載した。死者数が単なる数字ではなく、それだけの数の人生が終わりを迎えたという事態の重みを伝えようとの試みだ。

 同紙が23日夕、出来上がった紙面をSNSで公開した。「米国の死者数10万人に近づく 計り知れない喪失」との見出しで、記事の前文では「患者数や失業者数、死者数といった数字だけでコロナウイルスの与えた影響をはかるのは到底不可能だ」と記した。「ここに紹介する1千人は死者全体の1%に過ぎない」ともしている。

 同紙によると、死者が10万人に達したときの紙面作りを検討する中で、「編集局や読者の間で『数字慣れ』が起きているのではないか」と、10万人と書くだけではその重みを実感できないのではないかという指摘が出た。これを受け、米国各地のさまざまな新聞に掲載された訃報(ふほう)を集め、整理して掲載することにしたという。

 新型コロナで命を落とした数百…

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