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 北海道と札幌市は24日、道内で新型コロナウイルスの感染者を新たに計15人確認し、2人が死亡したと発表した。新規感染者は15日(10人)以来の2桁になった。このうち札幌市確認分は9人(居住地非公表2人を含む)。道内の感染者は延べ1054人で、亡くなった人は計81人となった。

 札幌市東区の勤医協中央病院では、新たに患者4人と看護師2人の感染が確認され、感染者は計9人で、クラスター(感染者集団)が発生した疑いがある。札幌市は24日、病院と合同で現地対策本部を設け、感染経路の調査などに当たっている。同市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」でも新たに入所者2人の感染が分かり、感染者は計92人となった。

 政府は25日に北海道の緊急事態宣言解除について判断するが、判断基準となる「人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者」は24日現在で、国の目安の「0・5人」を上回る「0・76人」となっている。

 一方、道独自の基準に直近1週間の状況を照らし合わせると、「1日の新規患者数」(10人以下)は5・7人、「1日の感染経路が分からない新規患者数」(3人以下)は2・1人、「入院患者数」(250人以下)は227人にとどまり、いずれも基準を達成している。ここ数日の感染者数の増加傾向や、新たなクラスターの疑いに対する評価が注目されるが、政府は解除する方針を固めたと見られている。(芳垣文子、田中啓介)