[PR]

 イスラム教徒(ムスリム)が1カ月間飲食を断つ「ラマダン」(断食)が23日で終わった。一夜明けた24日、各地で断食明けの祭り「イード・フィトル」が開かれたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインで実施する所もあった。

 24日午後、フードダイバーシティ社(東京)が企画した「オンライン・イード」には、日本の他、インドネシアやシンガポールなどから19人が参加。画面を通して各国でのイードの祝い方などについて意見を交わした。

 参加者は断食明けに帰郷する習慣や、お祝いで食べる現地料理やお菓子を紹介。日本人の参加者は「日本で正月を祝う習慣に近いのかな」とお節料理を食べる習慣などを紹介した。

 新型コロナの影響で閉鎖していたモハンマディモスク浜松は15日に開堂した。24日はモスクでイードを開催したが、例年通りとはいかなかったという。礼拝は間隔を1メートルほど空けて、握手や抱擁を控える約束で実施した。

 モスク浜松の代表、ウディン・ファルハドさん(54)は「礼拝できる場所があるだけで、少しは心が落ち着いたと思う」と話した。

 県内各地のモスクは再開しつつある。静岡市のモスク「静岡マスジド」も25日、約2カ月ぶりに開堂する。静岡ムスリム協会の事務局長、アサディみわさん(45)は「来年はラマダン明けの礼拝やイードも、モスクで集まってできることを願っている」と話した。(戸田和敬)