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 新型コロナウイルスの影響で大会中止が相次ぎ、プレーする場を失った高校3年生の進路を支援できないか――。そんな思いから生まれた、選手たちのプレー動画をSNSで拡散するプロジェクト「#ラグビーを止めるな2020」が反響を呼んでいる。「スポーツの火を消さない」というボトムアップ型の試みは、競技の枠を超えた連帯へと広がりを見せている。

 仕掛け人は、日本ラグビー協会でリソースコーチとしてユースレベルの普及や選手発掘を担当する元日本代表の野沢武史さん。春休みに予定されていた全国高校選抜大会などが中止となり、複数の大学のリクルーターから「いい選手はいないか」と相談されたのがきっかけだった。

拡大する写真・図版野沢武史さん(中央)の指導を受ける佐賀工の選手たち=2018年12月、佐賀市

 野沢さんは全国を巡ってきた経験から「ラグビーが盛んでない地域や県大会8強レベルで、リクルートの目から漏れている逸材は大勢いる」と感じていた。強豪高のトップ選手は知られていても、それに次ぐレベルや高校から競技を始めた「原石」は埋もれたまま。そうした選手を大学側の目にとめるにはどうすればいいか。たどり着いた答えがSNSでの発信だった。

 地方大学で競技を始め、日本代…

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