拡大する写真・図版エクアドルの首都キトで20日、新型コロナウイルスへの感染が確認され、病院の外に設置されたテントで休む女性=AP

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 新型コロナウイルスの感染が、南米やアフリカ各国で深刻さを増している。経済の低迷を恐れて対策が徹底できない国もあり、これから冬を迎えてほかの感染症も重なれば、弱い医療体制をさらに圧迫する恐れもある。ウイルスとの闘いの鍵を握る途上国の状況に、世界保健機関(WHO)は危機感を募らせる。

 「南米の多くの国々が新たな震源地になっている」

 世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者マイク・ライアン氏は22日の会見でこう語った。

 最も懸念する国として挙げたのが、感染者数でロシアを抜いて世界で2番目となったブラジルだ。

 ブラジル保健省の発表では、22日時点の感染者は33万890人、死者は2万1千人。直近24時間で1001人が亡くなるなど、事態は深刻になっている。

 新型コロナを「ちょっとした風邪」と軽視するボルソナーロ大統領は、各州政府が商業施設に求める営業停止などに反対。ボルソナーロ氏との対立で、医師出身の保健相2人が相次ぎ辞任した。対策を担う保健相代行には将軍が就任。報道によると、保健省内の要職にも保健行政の経験がない軍人21人が就いたという。

 ブラジル以外の南米諸国も、状…

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