[PR]

 高知県奈半利(なはり)町のふるさと納税の返礼品を巡る贈収賄事件で、高知県警は25日、同町職員柏木雄太容疑者(41)=受託収賄罪などで起訴=らが自らの親族を通じて2千数百万円を不正に受け取っていた疑いがあるとして、柏木容疑者を収賄容疑で再逮捕し、親族5人を新たに贈収賄容疑で逮捕し、発表した。

 県警によると、贈賄容疑で逮捕されたのは、高知市で精肉店を営んでいた親族2人。収賄容疑は柏木容疑者のほかに父の正雄容疑者(74)や母(72)、兄(44)の3人。

 柏木容疑者は、ふるさと納税を担当する地方創生課の元課長補佐。これまで、返礼品の取り扱いを優遇する見返りに業者から現金約180万円を受け取ったとして逮捕され、受託収賄の罪などで起訴されている。

 捜査関係者によると、柏木容疑者は2017~18年ごろ、町内の2返礼品業者に対し、返礼品となる精肉や肉の加工品について精肉店経営の親族から仕入れるよう指示したとされる。親族にこの取引で利益を上げさせ、その利益の一部の計約2千数百万円を柏木容疑者の兄名義の銀行口座に振り込ませ、不正に受け取っていた疑いがある。口座は父の正雄容疑者が管理していたという。

 捜査関係者によると、柏木容疑者の父母や兄は、複数の返礼品業者から返礼品の加工、発送の業務などを請け負っていたという。県警は、兄の口座にこれらの返礼品業者らから1億数千万円が振り込まれていることを確認。県警は、このうち親族から振り込まれた約2千数百万円が賄賂にあたると判断しているとみられる。