拡大する写真・図版ベンチャーの拠点、小高パイオニアヴィレッジ。階段とテラスが配され、イベントも開くことができる=2020年3月11日、福島県南相馬市小高区、真鍋弘樹撮影

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 東日本大震災の被災地、福島県南相馬市に、起業家たちを支える「基地」を立ち上げた男性がいる。津波と原発事故で若い世代が激減した地こそ、この国のフロンティアだ、と。日本の未来を先取りしたような被災地に、人口減少が進む地方都市にとってのヒントがある。

 今年3月にようやく全線復旧したJR常磐線の小高駅から歩いて数分。震災後しばらくは警戒区域として立ち入りが制限されていた地区に、周囲の家々とかけ離れた半透明の建物が立っている。うっすらと内部がうかがえる立方体は、子どもの頃に想像を膨らませた秘密基地のようだ。

 ここにベンチャー起業をめざす若者たちがいる。会員となった個人や法人のためのコワーキングスペース(Co-working Space=共同利用の貸しオフィス)で、地元出身の起業家、和田智行さん(43)が代表を務める「小高ワーカーズベース」が運営している。

 現在は新型コロナウイルス対策…

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