イスラム教のラマダン(断食月)が終わるのに合わせ、中東やアジアのイスラム圏では、新型コロナウイルスへの対策を再び強める動きが出ている。「イード」と呼ばれる断食月明けの連休に人が集まったり、移動が活発化したりして、感染拡大の恐れがあるためだ。
イードの祝日は例年、親戚や友人を訪ね合い、モスク(イスラム礼拝所)でも多くの人が集まって祈りを捧げるなど、人と会う機会が増える。すでにアラブ首長国連邦(UAE)では、ラマダン中に集まった2家族から、生後2カ月の子どもやお年寄りを含む30人が集団感染したと地元メディアが伝えた。
サウジアラビアはイード期間を含む23~27日、終日外出禁止にすることを決めた。ラマダンの期間中もモスクでの集団礼拝を原則禁止するなどの措置を講じてきたが、感染者数が収まる気配はない。今月中旬以降は1日2千人を超えるペースで拡大し、これまでに約6万5千人が感染、300人以上が死亡した。カタールは17日から公共の場でのマスクの着用を義務化し、違反者には最大3年の禁錮刑や20万リヤル(約590万円)の罰金を科すとしている。
エジプトでは、夜間外出禁止令…
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朝日新聞国際報道部