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 携帯電話大手のソフトバンクは、新卒採用の面接の合否判断にAI(人工知能)を導入する。コロナ問題前の今年1月から総合職の集団面接を廃止し、自己PRなどについて動画を提出させる形にしていた。この動画を見たうえでの合否判断はこれまで、採用担当者が行っていたが、今後はAIに基本的に任せる。

 AIによる合否判断では、動画上で確認できる受験者の話し方や話す内容の構成などの項目ごとに、過去の合格者と不合格者のどちらに近いかを自動で見極める。ただし、AIが不合格と判定した場合は、担当者が動画を確認し、AIの判断に問題がないかをみて、正確性を担保する。動画面接以降の段階については、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインで面接する。

 ソフトバンクは新卒採用について、2015年ごろから通年採用を本格的に始めている。エントリーシートによる書類選考では、多い時で月数千件の応募があることもあるという。その次の段階の面接なども作業が多く、AIの導入で選考にかかる時間を7割減らす方針だ。浮いた時間は、インターンシップを充実させるなど、必要な人材の獲得を強化することに充てる。(井上亮)