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 岐阜市では3月から4月にかけ、ナイトクラブや肉料理店などで新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いで発生した。PCR検査や感染経路の調査などを担った市保健所の職員らは、感染者との関係構築や経路特定の難しさに直面した。今後、予想される感染の第2波、第3波に備え、今回の経験で得た教訓と課題とは――。

 3月31日、ナイトクラブの客だった40代男性の感染が判明すると、翌日には30代の女性従業員の陽性も確認された。ナイトクラブは4月3日になって店名の公表に応じたが、7日までの1週間で他の客や従業員、その家族への感染を含め、感染者は計31人に広がった。

 当時、岐阜市保健所の担当者は5人。通常業務をしながら、入院している感染者に2週間前からの行動を電話で聞き取り、濃厚接触者と健康観察が必要な接触者を追跡する作業が早朝から深夜まで続いた。店側も動揺し、やり取りに時間がかかったという。

 市のホームページで情報提供を呼びかけると「店に行ったがどうしたらいいか」などの相談が50件ほど寄せられた。一方、保健所職員が連絡先を聞いても「教えたくない」と拒まれたケースもあった。不特定多数が利用し、匿名性も高いナイトクラブでの接触者の洗い出し作業は困難を極め、最後まで感染源の特定には至らなかった。

 市保健所感染症対策係の加藤い…

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