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 山口県下関市の安岡小学校そばを流れる友田川で、ゲンジボタルが飛び交うようになり、幻想的な光を放っている。ただ新型コロナウイルスの感染防止のため、29日に予定されていた恒例の観賞会は中止に。児童による飼育活動も自粛を余儀なくされている。

 安岡小でのホタル飼育は20年以上の歴史があり、親子2世代にわたる家族もいる。毎年この時期に4年生が保護者とともに成虫を採った後、学校の飼育小屋で産卵、孵化(ふか)させる。育った幼虫は11月に放流。安岡地区まちづくり協議会が、「ほたる授業」と称して出前講座を受け持つなど児童を支え、地域ぐるみでホタルが生息するまちづくりに取り組んできた。

 協議会のホタル飼育リーダー、北原智宏さん(68)はホタルの乱舞を喜ぶ一方、「飼育を楽しみにしていた4年生はがっかりしていると思う。せめて親子で見に行って楽しんでほしい」と話した。(貞松慎二郎