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 「オオハクチョウの羽を広げた大きさ約2・25メートル」「ウサギの小腸は2~2・5メートル」――鮮やかな紫色のカキツバタが見頃を迎えた柏崎・夢の森公園(新潟県柏崎市軽井川)で、園内で見られる動植物の「長さ」を使って、2メートル程度の「ソーシャル・ディスタンス」をとるよう求めるユニークな看板が設置されている。

 製作した同園展示部長の小池梓さん(30)は「感染予防への協力だけでなく、生き物たちに関心を持ってほしい」と話している。

 企画を練り始めたのは、4月に入ってから。感染予防策として、隣の人と2メートル程度の距離(ソーシャル・ディスタンス)を置くよう求められていることを聞き、「前に見つけた大きなアオダイショウぐらいだな」と思った。

 これをきっかけに、園内の動植物で2メートルになるものを探し始めた。「草食動物は腸が長いはず」と考え、園のマスコット「おはぎ園長」が人気を集めるウサギについて調べたら、小腸の長さが「2~2・5メートル」と判明。このほか、この冬に飛来したオオハクチョウが広げた羽、クロオオアリの巣の深さ、秋に花を咲かせるセイタカアワダチソウの高さを加え、可愛いイラストとともに5種類の看板をつくった。

 また、巣箱に集まるミツバチや、狭い巣穴で暮らすカナヘビの写真などを使い「3密に気をつけましょう」と注意喚起する看板も製作した。

 看板は公園の入り口から「カキツバタの水辺」に至る道沿いに、5月末まで置かれる予定だ。公園は無料で自由に出入りできる。(戸松康雄)