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 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は25日の記者会見で、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、新型コロナウイルス対策としてWHOが調整して国際協力で進める「連帯治験」を一時的に停止すると明らかにした。服用時に致死率が上がったとする論文が医学誌ランセットに載ったことが理由だとした。

 ヒドロキシクロロキンは、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに「効果があるかもしれない」として、服用していることを明らかにしていた。

 論文は22日付で、世界中の感染者のデータを分析した結果、安全性や有効性が証明されず、服用で入院患者の致死率は上がったとしている。

 WHOは今回の一時停止について、論文で示された結果を重くみたもので、連帯治験で起きたことが理由ではないとしている。(ウィーン=吉武祐)