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 埼玉県深谷市の市立中学校が生徒に配ったプリントに、政府配布の布マスクを「アベノマスク」と呼び、着用を義務づけるように受け取れる内容を記載していたことが、市教委への取材でわかった。市教委は「義務づけるものではない」としている。

 市教委によると、3年生の分散登校日だった22日、次回登校日(27日)に持参するものを書いたプリントを配布。課題(宿題)、健康観察カードなどのほか、「アベノマスク着用(別のマスク着用生徒については携帯しているか)」とあった。

 この「アベノマスク」は生徒には学校経由で配布され、4月分が22日に配られた。プリントには「個別指導」の項目もあり、そこに「アベノマスク(着用もしくは持参)を忘れた生徒は少人数教室に残る」とも書かれていた。保護者のSNSへの投稿でわかり、24日から市教委が事実関係を調べていた。

 市教委は25日、小柳光春教育長名で「国支給マスクの有効活用を考え、このような表現になってしまったが、決してこのマスクに限定するものではない」などとするコメントを出した。(坂井俊彦)