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 山梨県道志村のキャンプ場で昨年9月、小学1年生だった千葉県成田市の小倉美咲さんが行方不明になった問題で、山梨県警は26日、約7カ月半ぶりにキャンプ場や周辺の捜索を始めた。一帯は昨秋の台風19号で大きな被害を受けており、27日まで2日間にわたり捜索する。

 午前9時45分、県警大月署員14人と機動隊員12人の計26人が林道や沢などの捜索を始めた。台風19号では沢が氾濫(はんらん)したため、岩や流木が転がっていた。

 美咲さんは、母とも子さん(37)や姉、友人ら計27人とキャンプ場を訪れていた昨年9月21日、行方が分からなくなった。警察や消防、自衛隊などが16日間にわたり延べ1700人で捜索したが、昨年10月6日に大規模捜索は打ち切りに。6日後に台風が襲った。

 4月から2年生に進級し、今月13日が8歳の誕生日だった。生まれた8年前は母の日で、とも子さんは「最高のプレゼントだった」と振り返る。この日、現場で捜索を見守り、「まさか誕生日を一緒に祝えないなんて想像もできなかった。新型コロナウイルスの影響で、美咲のためにチラシ配りもできなくて苦しい。手がかりが見つかってほしい」と話した。

 山梨県では今月14日に新型コロナの緊急事態宣言が解除され、県警は再捜索を決めた。事件と事故の両面で調べている。情報は大月署(0554・22・0110)へ。(玉木祥子)