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 高市早苗総務相は26日の記者会見で、SNS上で他者を誹謗(ひぼう)中傷するなどした悪質な投稿者を特定しやすくする方策を検討していることを明らかにした。フジテレビのテレビ番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが23日に死去。SNSでの中傷に悩んでいたと指摘されている。

 高市氏は木村さんの死去に触れた上で「どのような手段であれ匿名で他人を誹謗中傷する行為は人としてひきょうで許しがたい」と述べた。被害者がSNSの運営者などに、投稿者の情報の開示を求められる規定が「プロバイダ責任制限法」にあり、その手続きを簡単にすることなどを検討する。木村さんの死去より前に総務省が立ち上げていた有識者会議でも今夏をメドに方向性をまとめる予定で、その結果を踏まえ、「制度改正も含めた対応をスピード感をもって行いたい」と話した。

 ネット上の誹謗中傷や人権侵害などの書き込みについては、外国のSNS運営者に情報開示を求める時の時間や費用が課題となっている。書き込みの削除方法やトラブル対処法などの相談を受け付ける総務省の「違法・有害情報相談センター」には2015年度以降、年5千件を超える相談が寄せられ、高止まりしているという。