生物6600万年ぶり大量絶滅? 地学者と考えた新説

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真野啓太
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 私たちは大量絶滅の入り口にいる――。

 地球温暖化問題に取り組む少女グレタさんは国連でそう言った。「大量絶滅」とは、世界中の様々な生物が同時期に姿を消すこと。46億年で5回あったとされ、直近では恐竜が滅びた。人類を含む現代の生物が大量絶滅したら、6600万年ぶり6回目となりそうだ。

 私たちは恐竜と同じ道をたどっているのか? 恐竜絶滅をめぐる論争を、謎解きミステリー風に描いたノンフィクション「ダイナソー・ブルース」(閑人堂)を出版した大量絶滅の研究者、尾上哲治・九州大教授(地質学)に聞き、考えた。

議論続く、恐竜絶滅のメカニズム

 恐竜を滅ぼした「大量絶滅」はどんなものだったのか?

 天体衝突説がおなじみだ。直径10~15キロほどの隕石(いんせき)が落ち、舞い上がった大量の塵(ちり)や微粒子で太陽光が遮られたり、酸性雨が降ったりして、食物連鎖が断たれたというものだ。ただし尾上教授によると、この理論が定説になったのは2000年代以降のことで、今も隕石の衝突後に地球で何が起こったかは議論が分かれるという。

 「天体がぶつかった時期と恐…

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