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 新型コロナウイルスの影響で今夏の全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)が中止になったことを受け、萩生田光一文部科学相は26日の閣議後会見で「可能なら(都道府県)大会などを実施していただければ」と話した。10月に鹿児島県で開催予定の「かごしま国体」の出場校を選ぶ基準になるとの見方を示した。

 朝日新聞社と日本高野連は20日、第102回全国選手権大会と、代表49校を決める地方大会の中止を発表。あわせて地域の実情に応じた大会を支援する方策を探っていて、佐賀県など独自の地方大会を決めた県高野連がある一方、福岡県高野連は25日、独自大会は開催しないと発表した。一方、同国体も開催できるか不透明で、6月中にも可否の方針が示される見通し。

 文科省によると、今の高3が出場する硬式の高校野球の全国大会は、かごしま国体が最後。実施要項によると、夏の全国選手権大会の準々決勝進出チームと開催県のチームなど計12校が選ばれる。萩生田氏は「国体開催の場合、どうチームを選考するか課題が残る。(地方大会を)何もやらないことになればその(都道府県の)対応をどうするか考えなければならない。各競技で3年間の証しを証明できる努力をしていただきたい」と話した。

 一方、萩生田氏は休校が長期化した学校が修学旅行の中止を判断していることについて「極端に言えば卒業式後から3月31日までに実施していただくことでも(修学旅行の機会を)保障してあげたいと思っており、可能か含めて省内で話をしている」と述べた。(伊藤和行)