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 福島市の老舗百貨店「中合(なかごう)」は26日、JR福島駅前の再開発に伴い、中合福島店を8月末で閉店すると発表した。中合ブランドの店舗は全てなくなり、会社は清算の手続きに入る。

 黒崎浩一社長が26日、福島市で記者会見して発表した。同店は、1874年に福島市で開業した呉服店が前身で、1973年に現在の駅前に移った。

 ピークの92年度に約200億円あった年間売り上げは、昨年度は約60億円にまで落ち込んでいた。黒崎社長は「消費増税や台風19号の影響でかつてない状況になり、営業数値が大きく落ち込んだ」と閉店の理由を説明した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、同店は4月18日から今月上旬まで臨時休業。4月の売り上げが前年比の4割に落ち込んだが、黒崎社長は「営業終了の方向性はコロナ以前から決定していた」と述べた。(牧内昇平)