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 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が全都道府県で解除されたことを受け、福井県は26日、対策本部会議を開き、6月1日以降の県の対応を決めた。今月末まで県民に求めている、カラオケやバーなど一部施設の利用自粛や県境をまたぐ移動の自粛などを段階的に緩和。イベント開催の要件も緩めていく。

 県の対応は、政府が25日に示した「基本的対処方針」にほぼ沿った内容。杉本達治知事はこの日の会議で「経済の再開と感染の第2波防止を両にらみでやっていく」と決意を述べた。

 6月1日に利用自粛要請を解除するのはスポーツジムとカラオケ、バーで、適切な感染防止策が条件になる。キャバレーやナイトクラブなど接待を伴う飲食店やライブハウスは、現段階で一定の安全性を確保するのが難しいとして、同18日まで自粛要請を継続する。

 会食については「5人まで」としている人数制限をやめ、「多人数は控える」と緩和。「県境をまたぐ移動」の自粛要請は、「首都圏と北海道」との移動に限定し、「継続して感染者が発生している地域」が出れば対象に加える。感染状況が落ち着いていれば、同19日にも自粛を解除する。

 一方、現在「50人以下」などに制限しているイベントは、盆踊りなど「地域の行事」については自粛要請を解除する。コンサートや展示会などは、屋内が「100人以下で定員の半分以下」、屋外が「200人以下で人と人の距離が十分確保できる」などの要件を満たせば開催できるとした。

 杉本知事は会議後、「県民には『新しい生活様式』や県民行動指針にのっとって行動してもらうことが必要になる。経済が再開していくと感染リスクも高まるが、安全が保てるよう一人ひとりに自覚のある行動をお願いしたい」と語った。(佐藤孝之)