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 重い精神疾患の人が、新型コロナウイルスに感染した場合の医療体制の整備が遅れている。感染症の治療をする一般病院では、精神疾患のある患者の受け入れを断る例もある。本人に代わって家族が重い「命の判断」を迫られることもある。

拡大する写真・図版2年前、男性の妻の誕生日祝いで病院から外出許可をもらい、娘(左)とカラオケへ。妻は中森明菜やピンク・レディーの曲を歌ったという

転院先、見つからないおそれ

 4月17日午後8時すぎ、神奈川県の男性(61)の携帯電話が鳴った。妻が入院している病院の主治医からだった。妻が感染の可能性がある、と告げられた。

 統合失調症で妄想などの症状がある妻は4月までの約1カ月間、主治医がいる病院とは別の病院に入院し、治療を受けていた。妻の退院後、その病院で新型コロナの院内感染が明らかになったという。

 主治医は言った。「奥さんの体調が急変したら、転院先を探します。でも、受け入れ先が見つからない可能性が高いです」。精神疾患の症状への対応が必要な患者の受け入れについて、一般病院は難色を示すことがある。

「延命措置になったら、どうしますか」

 主治医の病院は精神科のみの病…

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