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 オーストラリア西部パースの地方裁判所は26日、スマートフォンに入れた1千本以上の児童ポルノビデオを豪州に持ち込もうとした関税法違反の罪で、日本人旅行者の男性被告(31)に最大禁錮16カ月の有罪判決を言い渡した。豪国境警備隊が27日、発表した。

 判決によると、被告は昨年11月2日、東京から空路パース入りする際に、スマホに入れた児童ポルノのビデオ1091本を持ち込もうとした。

 豪国境警備隊が空港で逮捕した際には、ビデオや画像約200本が見つかったが、その後の捜査でさらに多くのビデオが確認された。同隊報道官は「空港での検査対象者を選ぶ方法は公表していない」としたうえで、「この件では、男が電子機器を含む手荷物のすべての中身を調べる対象に選ばれた」としている。

 判決では、逮捕から8カ月後の時点で残る刑期の8カ月分の保証金として5千豪ドル(約36万円)を支払えば、仮釈放を認めた。被告の旅行者ビザは逮捕時に取り消されており、仮釈放の時点で日本に送還される見通し。

 豪州では児童ポルノの輸出入で有罪になると最長で10年の禁錮刑、52万5千豪ドル(約3700万円)の罰金が科せられる。(シドニー=小暮哲夫)