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小説「一瞬の過ち」(4)

 古畑は言った。「先生、犯人はあなたですね」

 「そういうことは、軽はずみに言わない方がいいと思うな、古畑さん」「軽はずみに言っているわけではありません」「どうして私を疑うんですか」「疑ってなんかいません、確信しているんです」「教えて下さい、私が殺したという証拠はあるんですか」

 すると古畑は思わせぶりな表情を見せ、「んーむふふふふふふふ」と鼻に掛かった声で笑った。「実はあなたに会った瞬間から、この人が犯人だと分かっていました。私だけじゃない。あなたに会った人なら誰でも、こいつが殺したと思ったはずですよ」

 そんなはずはない。はったりに…

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