孤立、苦渋の決断「納得はせん」 日田彦山線の3年間

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渕沢貴子、松本真弥、山田佳奈 岩田誠司
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 九州北部豪雨から3年。被災したJR日田彦山線は、鉄道ではなくバス高速輸送システム(BRT)による復旧で決着した。赤字路線を解消したいJR九州の事情もあり、福岡県は鉄道復旧を断念。JRの当初案よりも専用道を延伸し、地域振興策で理解を求める策に打って出た。だが、延伸分の費用負担や地元の暮らしへの影響など課題は残る。

東峰村の村民「死刑宣告だ」

 「知事が(BRTを)判断し、これ以上の戦いはできない」

 26日、東峰村民への報告会。渋谷博昭村長は県の方針を受け入れざるを得ない苦渋の決断に対する理解を求めた。

 小川洋知事が、24日の同村での説明会で鉄道復旧の断念を伝えると、「死刑宣告して、思い残すことはないかと聞いているだけだ」などと、村民から厳しい声が相次いだ。

 関係者によると、渋谷村長は当初、説明会でBRT容認方針を示す考えだった。だが、村民の反発が強く、渋谷氏は説明会後、報道陣に「(知事方針は)私たちの思いとは違う」と述べるにとどまった。村関係者は「知事は『これでのんでくれ』と悪者になってくれないと村長が政治決断できない」と憤った。

 福岡、大分両県と沿線3自治…

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