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 居酒屋大手のワタミは27日、採算がとれない「和民」など65店を来年3月までに閉店すると発表した。展開する491店の1割超にあたる。新型コロナウイルス感染防止のために休業を強いられて客足が激減。今後も需要の回復が見込めない店の撤退に踏み切る。

 この日発表した2020年3月期決算は、閉店などにからむ減損損失を計上した影響などで純損益が29億円の赤字(前期は13億円の黒字)となった。赤字は3期ぶりで、21年3月期の業績予想は「未定」とした。

 ワタミは緊急事態宣言が出された直後の4月8日から5月25日まで、国内の直営店を休業。4月の既存店売り上げは前年同月比92・5%減まで落ち込んだ。今後は6~7月にテイクアウト主体の唐揚げ店を新たに30店舗オープンするなど、居酒屋に頼る経営から転換をめざすとしている。(若井琢水)