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 新型コロナウイルスの緊急事態宣言の全面解除に伴い、青森県は27日、県民に求めていた外出の自粛やイベント開催の制限などについて、協力要請を段階的に緩めていく方針を決めた。

 外出の自粛の緩和は、3段階に分ける。出張や帰省などについては、31日まではこれまでと同じく「県外への不要不急の移動を避ける」としたが、6月1日からは、感染者の多い5都道県(東京、北海道、埼玉、千葉、神奈川)を除き、県外への行き来について自粛を求めない。6月19日からは、5都道県を含め、移動の自粛を要請しないことにした。

 観光は、少人数で行き先が限られる旅行を前提として、範囲を「6月18日までは県内」「19日~7月31日は県外も含める」とした。8月1日からをめどに、自粛や制限は求めない。移動と観光のいずれも、人と人との距離を保ち、マスクを着用するなど、感染防止の対策をとった上での緩和としている。

 イベント開催の制限の緩和は、4段階に分けた。屋内の場合、人数は会場が収容できる半分以下に抑え、上限を「6月18日までは100人まで」「19日~7月9日は1千人まで」「7月10~31日は5千人まで」と増やしていく。

 屋外の場合、人と人との間に2メートルほどの間隔を空け、上限を「6月18日までは200人まで」「19日~7月9日は1千人まで」「7月10~31日は5千人まで」と広げていく。屋内外とも、8月1日からは上限を設けないことにした。

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 県内でこれまでに感染が確認されたのは、27日時点で27人。入院中の患者は1人で、感染者は7日以降出ていない。県の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は「県内では患者の発生が少なく、感染の封じ込めができている。協力要請を緩和するのには、妥当な時期だ」とみている。

 三村申吾知事は危機対策本部会議で、「感染への対応は大きな区切りを迎えたと受け止めている。経済活動の回復や、文化・スポーツ活動、イベントなどの再開に向けて、歩みを速めていく段階に入ったと考えている」と述べた。(渡部耕平)

 国内すべての都道府県で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されたことを受け、青森市は休館していた市内の屋内公共施設について、6月1日から再開することを決めた。また同日以降、市主催のイベント、行事についても、適切な感染防止対策をした上で再開する。今月27日に開かれた市危機対策本部の会議で、小野寺晃彦市長が明らかにした。(武沢昌英)