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 特別史跡・本薬師寺跡(奈良県橿原市)の周辺で毎年8月から一面に咲き、大勢の観光客らを魅了するホテイアオイが、今年は見られない見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市などが植え付けをしない方針を固めた。

 ホテイアオイは薄紫色の花をつける水生植物。市農政課によると、1996年から同寺跡周辺の休耕田で植え始めた。広さは約1・4ヘクタール。例年だと8月上旬から花が咲き始め、9月上旬に見頃を迎える。写真愛好家やカップルたちに人気のスポットだが、今年は人の密集を避けるため、株の植え付けを中止する見通しとなった。

 近くの特別史跡・藤原宮跡周辺の「花園」でも、夏のキバナコスモス、秋のコスモスは、今年は新型コロナ対策で種をまかないため、観賞や撮影を楽しめなくなりそう。こちらも満開の時期になると、毎年大勢の人でにぎわう。(清水謙司)