[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で学校の臨時休校が続く中、和歌山県立向陽高校(和歌山市)で27日、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使った学習指導があった。生徒は画面越しに教諭からの質問に答えるなどやり取りをした。

 この日は、大学の文系学部を志望する3年生9人が参加した。科目は「数学探究Ⅱ」で、自然数に関する証明や集合と必要十分条件の関係について約1時間、考えた。学年主任の鈴木隆雄教諭がホワイトボードを使って数式や「ベン図」などについて説明。生徒一人ひとりに質問したり意見を聞いたりして理解しているか確認しながら授業を進めた。参加した女子生徒は「いつもと変わらない授業が聞けた。友だちと問題について相談できないのは残念だけど、今は健康が大事だから仕方ない」と話した。

 緊急事態宣言の解除後、県立学校は18日から登校日が設けられ、向陽高校は今週から生徒を午前と午後に分けて分散登校している。6月1日からは学校が再開される見通しだ。同校はオンラインでの学習について「土日や夏休み中の補講などに活用していきたい」としている。(山田知英)